光免疫誘導療法

当院では、腫瘍の治療に、光免疫誘導療法を行っています。


食生活や飼育環境の変化、ストレスなどにより、ペットの病気も多様化しています。
ガンや心臓病、糖尿病など、人間に見られるほとんどの病気がペットにも増えてきており、とりわけガンはペットの死因のトップともいわれています。


ガンへの対応は、人間と同じく3大治療が中心ですが、副作用や大きな手術に耐えられないなど、治療が困難なケースがあります。


光免疫誘導療法とは?

がん細胞は生体のさまざまな免疫機構の目ををすりぬけて増殖していきます。ICGリポという特殊な試薬をがん細胞に取り込ませ、そこに特殊な波長の光線を当てることによって、がん細胞に傷がつくと、免疫機構ががん細胞を認知しやすくなり攻撃を始めます。動物本来の免疫力を用いてがん細胞を攻撃するので副作用もなく、また体外から光を当てるだけなので痛みもない動物に優しい治療です。